2012年5月6日日曜日

宇宙刑事ギャバン - Wikipedia


宇宙刑事ギャバン』(うちゅうけいじギャバン)は、1982年(昭和57年)3月5日から1983年(昭和58年)2月25日までテレビ朝日系で毎週金曜日19時30分から20時00分に全44話が放送された、東映製作の特撮テレビ番組、およびそれに登場したヒーローの名前。


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


1981年、『ウルトラシリーズ』と『仮面ライダーシリーズ』が一旦終了し、毎週放映される特撮テレビ番組は『スーパー戦隊シリーズ』(当時は『太陽戦隊サンバルカン』)だけになった。翌1982年、従来のシリーズに頼らない新しいヒーローとして開始された番組が本作である。『宇宙刑事シリーズ』三部作の第1弾であり、それを含む『メタルヒーローシリーズ』の第1弾となった。

企画当時のタイトルは「宇宙刑事Z」で、正式な設定上の武器であるレーザーZビームに名残がある。

本作の企画のきっかけは村上克司の描いた一枚のプライベートイラストから始まった。このイラストを見た東映の吉川進は本作を「『仮面ライダー』を超える単体ヒーローの創造」としている[1]

主演には、スーパー戦隊シリーズ『バトルフィーバーJ』『電子戦隊デンジマン』で戦隊のメンバーを演じ、当時のJACでエース格の大葉健二が起用された。彼によれば本作は「スポンサーが年月をかけ温めに温めた念願の作品」であり、「テレビ局、東映のプロデューサーの方達が自分の首を賭けている作品」である[2]。また鈴木武幸によると「過去最高の制作費を投入」した作品である[3]。さらに鈴木によると「凶と出たら、2度と特撮の新ヒーローは生み出せないほど」の予算額だった[4]

大葉によるとテレビ局からスタッフに「視聴率が二桁以上行かなければ首だ」という条件が課せられる。これは本枠は『キャンディ・キャンディ』以降、主人公は女の子ばかりであり、本作は「男のヒーローでは弱すぎる!」とテレビ局から懸念されていたためである[2]

このような状況の中で本作は成功し、平均視聴率は14.9%と前番組である『ハロー!サンディベル』の12.1%を上回った。また大葉によると「裏番組と1・2位の視聴率で戦えた」としている[2]。最高視聴率は第24話の18.6%。

技術的には、それまで実験的に使われていた東通ecgシステムのビデオ合成がふんだんに取り入れられている。企画段階では「ギンジロー」「ギンブリッド」などのタイトル案[5]があった。ギャバンの名の由来はフランスの俳優ジャン・ギャバンからだと言われている[6]

後に『東映不思議コメディーシリーズ』と呼ばれる『ロボット8ちゃん』とほぼ同時期の企画であり、共に東映特撮に新風を吹き込むことになる。

[編集] スーパー戦隊シリーズとの関係

『バトルフィーバーJ』(曙四郎 / バトルケニア)、『電子戦隊デンジマン』(青梅大五郎 / デンジブルー)で戦隊メンバーを演じた大葉健二が主演であるほか、一部のスタッフも共通している。

テレビ朝日の期首特番『オールスター番組対抗ボウリング大会』では、開始間もない1982年3月24日放送の春大会に『男!あばれはっちゃく』と連合チームで出場、テレビ朝日の特撮ではスーパー戦隊シリーズよりも早い期首特番参加となった。そして9月29日放送の秋大会(秋の大会はこれが最後)には、スーパー戦隊シリーズ初の出場となった『大戦隊ゴーグルファイブ』と連合チームで参加、番組ではブロック戦第9フレーム前の意気込みの時、ギャバンとゴーグルファイブが登場し握手をするシーンが放送された。なお翌1983年3月23日放送の春大会では、それぞれの次作『宇宙刑事シャリバン』と『科学戦隊ダイナマン』が連合チームで参加、大葉は『シャリバン』にも参加し、計3回の出場となった。

『忍風戦隊ハリケンジャー』に大葉健二がゲスト出演した際、シュリケンジャーというキャラクターに変身する際にギャバンが蒸着する際のポーズを行っている。なお大葉健二は『バトルフィーバーJ』、『電子戦隊デンジマン』と戦隊シリーズにも出演しているが、ギャバン以降、大葉=ギャバンというイメージが大きいこととバトルケニアは変身ポーズが無くデンジブルーはシュリケンジャーの変身アイテムを持ちながらのポーズが難しいため、蒸着する際のポーズとなっている。

2012年1月21日公開の映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』で30年振りに復活。ギャバンとしては初の映画デビューを果たした。映像作品においてスーパー戦隊とメタルヒーローの初のクロスオーバー作品である[7]

[編集] ストーリー

宇宙犯罪組織マクーの手から地球を守るために、バード星に本拠を置く銀河連邦警察より派遣された地球担当の宇宙刑事ギャバン

かつて宇宙刑事として地球に赴任したバード星人・ボイサーと地球人・一条寺民子いちじょうじ たみこ)の間に生まれたギャバンは、地球名・一条寺 烈いちじょうじ れつ)を名乗る。普段はアバロン乗馬クラブで働き、マクーによる犯罪が起きたら出動する。その一方で行方不明の実父・ボイサーの消息も追う。


発熱アメリカ

[編集] 登場人物

[編集] ギャバン

一条寺 烈(いちじょうじ れつ)
主人公。失踪した父・ボイサーの後任として地球に派遣された宇宙刑事。
普段は母親の姓を用いた地球名一条寺 烈を名乗り、アバロン乗馬クラブで働いており、トレードマークは薄茶色で若者に人気の革ジャン。しかし、マクー絡みの事件が起こるとすぐに乗馬クラブの仕事を放り出して捜査に出かけてしまうため、月給が3000円だったことも。また、地球で生活した期間が短いため、現金を持ち歩く習慣を持たず、まとまった額の現金を必要とする場合にはしばしば(『シャリバン』登場時には後輩の電にまで)借金をする。
普段はノリ良く明るい体育会系で、子供たちからの人気も高く時間があれば彼らとサッカーをして遊ぶ。しかし、一度マクーが出現すると勇敢に立ち向かう正義漢。
愛車は乗馬クラブ所有の赤いスズキ・ジムニー。
当時発売されたLP(後にCDで復刻)「ベストヒット曲集」で本人が語ったところによれば、総合スポーツセンターを設立する夢があるらしい。

[編集] 銀河連邦警察

ミミー
コム長官の娘。ギャバンに好意を持ち、助手としてギャバンをサポートする。明るく可愛らしい性格だが、任務の途中で逃げ出したり「バード星へ帰りましょう」と言ったりするなど、ギャバンとは対照的に臆病な面を度々見せるのが玉に瑕。爆発やクモ、ヘビは嫌いである。
ペンダント型映像転換装置・レーザービジョンの全く別の存在に姿を変える機能を用いてインコ(セキセイインコ)へ変身することができ(その際、演じている叶が声を当てている)、主に尾行や偵察、移動や緊急脱出に役立てる(なぜか宇宙空間も飛行可能で、光速で飛行できるようだ)が、中盤ではあまり使われていない。
変身時は「レーザービジョン」と言いながらペンダントに両手を当てると共に、左手を突き出して右手を腰に当て、ペンダントから彼女の映像が映されると共に映像に吸い込まれて姿が消え、インコの映像が映し出されて消えると共にミミーがインコになって現れる(動作を省くことも可能で、元に戻る場合にはインコに変身した際には目からインコの映像を映し出し、映像のインコがミミーになると共に元に戻り、乙姫に変身した際には両腕を上から下にスライドさせるとともに映像が映し出され、映像の乙姫がミミーになると共に元に戻る)。 放映当初は様々な動物に変身できるという設定であったが、実際にはインコのみであった。ペンダントのない姿になるとペンダントが体に同化し、さらにインコになると服及び服に入れた 物体も同化すると思われる。その他、バード星人特有のテレパシーや予知・透視能力を持っておりギャバンの危機を救ったこともある。
ギャバン同様普段はアバロン乗馬クラブで働いている。ドルギラン内ではインコをモチーフとしたヘルメットを付け、ピンクのハイレグレオタードと白のスカート服を着ているが、地球での活動の際は青い服を着ている。アオガメダブラーをおびき寄せる為、レーザービジョンで乙姫に変身した事も。
金銭的な計画性はかなりしっかりしており、密航の際に日本円で一個数千万円に換金できる宝石を幾つも携行してきた。そのため、密航で乗りこんだにも拘らず、ドルギラン内での立場は万年金欠のギャバンよりも強い。
中盤(第32話)で母親の看病の為に地球を離れるが、終盤(第42話)で戻って来た。
コム長官
ギャバンを地球地区担当として派遣した銀河連邦警察の最高責任者で、本人も多数の悪の組織を滅ぼした伝説の宇宙刑事として名を馳せている。
ギャバンの父であるボイサーとは親友であり、行方不明のボイサーに代わりギャバンを宇宙刑事に育て上げる。
マリーン
コム長官の秘書。本職は宇宙の警察官らしい。
母親の看病の為に地球を離れたミミーに代わりギャバンのサポートを担当したこともある。
終盤からミミーのものと同型のヘルメットを着用するが、当初はドルギランの中でしか着用していなかった。
ボイサー
ギャバンの父。地球地区担当の宇宙刑事だったが、マクーに拉致され消息不明になっていた。
捜査中にレーザー増幅システムの秘密を知ったため、長年にわたりマクーの拷問を受けていた。実は、その秘密設計図は彼の手のひらに体温が下がると浮かび上がる特殊なインクで描かれていた。そのため、拷問に耐えて生き続けることで秘密を守り抜いていた。
43話ではキバの自白剤で限界まで拷問されていたが、ギャバンに救出された。しかし、既に体が限界に達していた為、ドルギラン内部にて死亡する。
アラン
ビーズ星のリン王女を救出するために地球へとやってきたビーズ星担当の宇宙刑事。
宇宙刑事としての職務に忠実な人物で、足に負傷を負ってもリン王女を救うために犠牲を省みず敵地に単身で挑む勇気の持ち主。地球での服装は、かつて演者の宮内洋が主役を務めた快傑ズバットこと早川健の格好に似ており、こちらはギターではなく猟銃を携帯。
戦闘スタイルは衣服を脱ぎ捨てて白とオレンジのバトルスーツを纏って戦うが、コンバットスーツは持たない。
必殺技は、剣を掲げてビームを放つ「フラッシュ・イン・ゴー」。第30話と第31話に登場(DVDに付属している資料では、ギャバンと同等のスーツ、メカを所有しているらしい)。

[編集] 地球人

大山小次郎(おおやま こじろう)
UFO専門のルポライター。そのため頻繁にマクーに遭遇するが、毎回無事に生き延びている。
怪事件が起こると必ず烈に知らせに来たり、表向きは一般市民に過ぎない烈に要人警護を依頼する(その際に理由として「(烈が)宇宙人っぽいから」と語っている)など、烈がギャバンだと気付いている節がある。意外に助平な面もある。
宇宙刑事とは縁が深いらしく、後にシャリバン = 伊賀電やシャイダー = 沢村大とも懇意になる。
藤豪介(ふじ ごうすけ)
烈の勤めるアバロン乗馬クラブのオーナー。死んだ息子夫婦に代わり、孫のわかばと陽一の面倒を見ているが、代理人でしかない自分に限界を感じることもある。
藤わかば(ふじ わかば)
豪介の孫娘で、動物好き。度々事件に巻き込まれる。第3話では、マクーにさらわれた先でミミーの変身を見た。
藤陽一(ふじ よういち)
豪介の孫でわかばの弟。烈を慕っている。事件に巻き込まれることも多く、ドクターダブラーによって記憶を消されたこともある。
星野月子(ほしの つきこ)
ボイサーの親友でプラズマエネルギー装置・ホシノ・システムを開発した星野博士の娘。乗馬クラブで働くと同時にギャバンの地上捜査にも協力する。
マクーの壊滅後は銀河連邦警察に入庁する。
当山茂(とうやま しげる)
アバロン乗馬クラブで働いている青年。烈が事件でいなくなる度に仕事が増えてしまう。
伊賀電(いが でん)
日本の森林パトロール隊員(森林保護官)。剣山を担当しており、ギャバンを続発する森林荒し事件の犯人と間違えて逮捕しようとするが、誤解に気付き和解。その直後に真犯人であるバッファローダブラーの襲撃に遭い、バード星での治療を受ける。
第42話と第44話に登場(その後の活動は『宇宙刑事シャリバン』を参照)。

[編集] 宇宙犯罪組織マクー

全宇宙にその名を轟かす強大な宇宙犯罪組織。獣星帝国の異名を持ち、数々の惑星を支配下においている。第15話で組織発足2万6000年の記念パーティを計画しており、宇宙警察機構より歴史は古い。魔空空間と呼ばれる異次元空間に浮かぶ魔空城を本拠に惑星間で犯罪を繰り返し、人的・物的資源を独占するために暗躍する。

地球の地軸を操作して魔空空間を発生させ、さらに数々の強力な兵器を作り出すなど高度な科学力を持つ一方、獣星の神を祀る儀式のためにギャバンの首を供えようとするなど、宗教的な一面も見せた。

新たな惑星の住人をダブルマンとして取り込むことに執心しており、劇中でも複数回にわたって地球人をダブルマン化する作戦を実行した。


デブラ·コックスの歌の歌詞はどのようにあなたはここで手に入れた
ドン・ホラー
マクーの首領。全銀河の征服を企む。
魔空城の広間の中央に巨体を鎮座させ、自ら立って動くことはないが、強力な超能力を持ち、伸縮自在の腕や目からの光線による攻撃を仕掛け、首を刎ねられてもその首を浮かせて攻撃できる。
一方、人格的には真面目に努力するギャバンを見て遊び好きの息子サン・ドルバに苛立つ、ギャバン打倒よりも息子の教育を優先させる、最終決戦でマクー城に乗り込んだギャバンを「良くぞここまで来た」と賞賛しつつ配下達を下がらせての一対一の決闘で決着を着けるなど、特に後半で人間的な一面を見せた。
最終決戦では、サン・ドルバと魔女キバを倒して魔空城に乗り込んだギャバンと一対一で勝負を挑み、ギャバンを徹底的に追い詰めるが、一瞬の隙を突かれてしまい、額をレーザーブレードで貫かれ、直後にギャバンダイナミックを受け倒された。
ホラーガール
ドン・ホラーの秘書。鳥のような顔をしており、また鳥のような独特の奇声を発するだけで、基本的に人間の言葉は一切話さないが、26話では一度だけ人語を話している。肌の色は紫。
最終話で魔空城と共に爆死。
サン・ドルバ
ドン・ホラーの息子であり、武勇に長けているが、酒と女が好き。
第30話で武者修行から帰還し、それまで指揮官を務めていたハンターキラーに代わってマクーの行動隊長になるが、親に頼り過ぎる面がある。母である魔女キバも「お前がちやほやされるのはドン・ホラーの息子だから」とその将来を危ぶんでいる。35話ではドン・ホラーと喧嘩していたこともあった(もっともこの際サン・ドルバがガッツダブラーに施した特訓は実を結び、ドン・ホラーは息子を突き放した結果勝機を逃すことになる)。
最終決戦で鬼首島の総本部基地を陥とされて後がなくなり、ドン・ホラーを裏切ってマクーを乗っ取ろうとして失敗、ギャバンと直接対決を条件に赦免を乞うが銀河連邦警察の援軍の投入もあり敗北。最期はレーザーブレードの投擲を受けて負傷したキバを庇おうとしたところをギャバンに倒された。
魔女キバ
サン・ドルバの母親。サン・ドルバの杖の先端の髑髏型の部分から出て来る強力な妖術使い。
第30話から登場。割と親馬鹿な発言も。息子からは「キバ」と呼び捨てにされたり「おばば」と呼ばれたりと、母親として接してもらえていない。また、サン・ドルバの父であるドン・ホラーにとっても妻もしくは愛人であるはず(「息子」の「母親」だから)なのだが、劇中そのような扱いも一切されなかった。
最終決戦の際に母を庇おうとした息子諸共ギャバンに倒される。
役柄は女性だが、演者の三谷は男性である。
ハンターキラー
元宇宙刑事。
ホシノスペースエネルギーの情報をマクーに提供し、開発者・星野博士の抹殺とボイサーの拉致に一役買った功績でマクーの指揮官となった。しかし魔空城に帰還したサン・ドルバ(明らかに武術の腕が上である)と魔女キバの復帰により地位を奪われることを恐れ、宇宙刑事の暗号を用いてキバの妖術をギャバンに警告した。その計画を魔女キバに見破られ、ドン・ホラーによって暗黒銀河へ追放される。
第42話で銀河警察のパトロール隊に保護されたものの、収容先の銀河警察病院の病床での尋問の末、コム長官にボイサーの居場所とX計画の存在を教えて息絶えた。
なお、彼が銀河連邦警察を裏切ってマクーに寝返った動機については、劇中では一度も語られることはなかった。
獣星人ダブルマン、ダブルガール
マクーが制圧してきた星に生息していた宇宙人。
人間の姿で社会に潜伏し、作戦活動を実行・補佐する。社会的地位が高い者、各所にコネの利く者の姿を取ることが多い。なお、ダブルガールは昆虫型で、単独で潜伏活動を行ったことはない。
ミツバチダブラー配下のダブルガールも二体存在する。ダブルマンは数種類の姿のものが存在するが、劇中では全て「ダブルマン」としか呼称されていない。ダブルマンは名前が「ダブルマン・○○」となっており、「○○」の部分には出身惑星の名前が付く。
ダブルマン・ゾンビAは劇中で多数登場しており、特殊な笛を操る個体も登場している。また、その強化型と思われるダブルマン・ゾンビBとダブルマン・ゾンビCがいる。
ベム怪獣
マクーが制圧してきた星に生息していた進化した生物。名前の最後に「〜モンスター」と付き、言葉を全く話さない。巨大化可能の者も存在した。
ダブルモンスター
香月教授を脅迫し完成させた生体合体装置を用いて、ダブルマンとベム怪獣を合体させたモンスター。
ベム怪獣のパワーとダブルマンの知性を合わせ持ち、ベム怪獣の3倍の戦闘力を持つ。名前の最後に「ダブラー」と付く。第13話から登場。生体合体装置を使用せずに誕生した例や、ダブルガールとベム怪獣を合体させた例もごく僅かながら存在する。ベム怪獣同様、巨大化可能な者もいたが、回を追うごとに巨大化を一切しなくなり、その代わりマクー戦闘機に乗って空から攻撃を仕掛けるようになる。
戦闘に際しては最初はポールウェポンで戦うが、ポールウェポンを切り飛ばされるなどして追い詰められると最終的に蛮刀を用いて剣戟に及ぶ(蛮刀は通常の新月刀のようなデザインの他に、柄に頭蓋骨を使用したものなど数種類が存在し、入手方法は魔空空間に隠してあるものを拾う場合と一連の動作で空中から取り出す場合とがある)。また、終始一貫してポールウェポンで戦ったり最初は素手で戦い追い詰められて蛮刀を取り出したりするケースもある。
多くは人間体を持ち、ダブルマンの知性を感じさせる姿を取る。実際に知能は高く、アオガメダブラーのように科学者としての能力を持っている場合もある。が一方で、カマダブラーのように見るからに知能の低そうな人間体に変身したダブラーも存在した。
なかには奇声を発するのみで言語を話さない者も存在する。また、カイブツダブラーはダブルマンの染色体とベム怪獣の染色体を合成した簡易量産型のため、卵から生まれている。
クラッシャー
マクーの戦闘員。黒いジャケットを身に纏い、ナイフとビームガンを武器とする。
人間に変身する能力を持ち、人型宇宙人であるミミーに化けた個体も存在する。変身中でも強いショックを受けると元の姿に戻ってしまい、ダメージが強烈であった場合などはそのまま死亡することもある(マジックダブラーのブラックホールボックスに入ったポール一星の助手役のクラッシャーなど)。
第15話から第30話では、地球の気候に合わせて夏服を着用した。

[編集] メカニック(ギャバン)

[編集] コンバットスーツ

一条寺烈がスーツ装着コード「蒸着」を発することによって、地球衛星軌道上の亜空間内にいる超次元高速機ドルギランから粒子の状態で電送されてくる特殊軽合金グラニウム製のスーツ。電送されたスーツは烈の体に吹き付けられるようにスーツを構成していき、蒸着が完了する。この一連のプロセスは0.05秒間で完了する。

銀色のメタルと黒いブラックシールドコーティングで構成されている。蒸着を完了するとハイパワークラッシャーパネルにより、全身の力がパワーアップする。胸のディメンションコントローラーにより、異次元や宇宙空間でも活動可能。頭部の電飾は人間に化けた敵も見破る獣星人センサー。

  • 蒸着時の身長:200cm
  • 体重:90kg
  • ジャンプ力:150m(ブースターの補助で300m)

変身時に「では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!」というナレーションとスローモーションでの演出連続写真によるポーズ描写並び「了解!コンバットスーツ、電送シマス!」とドルギランのコンピュータが言って烈へ送信する、そして、高い所で名乗りを上げる。また、0.05秒で蒸着できるという設定は、「銃を撃たれた次の瞬間に蒸着して、飛んでくる銃弾を手で受け止める」など、変身シーンに数多くのバリエーションを持たせることが可能になった。


ウィッティーヒューストン私はいつも年が行われたものを愛します

[編集] スーツ機能・装備

エレクトロソナー
耳に内蔵されている。メカのコントロールや通信に使う。アンテナを伸ばせば10キロ先のかすかな音も聞きわけられる。また、左右の耳は取り外してトランシーバーとしても使用できるが、こちらは未使用。
ガスセンサー
38話で使用したセンサー。
レーザースコープ
強化ガラス製ゴーグルに装備されている機能。赤外線、紫外線、X線等のあらゆる波長をキャッチすると同時に分析、魔空空間で姿を隠した敵も発見する。
レーザーブレード
ギャバンの主要武器である片手持ちの剣。ギャバンが掌から刃にバードニウムエネルギーを注入する事で光の剣となり、切れ味がアップする。必殺技は「ギャバン・ダイナミック」。
『海賊戦隊ゴーカイジャー VS 宇宙刑事ギャバン』では刀身が鞭状に変化し、5つに分断してゴーカイジャーを捕らえる際の拘束具としても使われた。また、エネルギー注入前のものを蒸着前のギャバンが構える描写もある。

[編集] 必殺技

エレクトロスプラッシュ
目を覆って視界を塞ぐ物体を閃光と共にはがす技。第18話でアオガメダブラーの鱗を目に貼られた際に使用。
ギャバンビーム
1話や7話等で使用した技。両手を電車の線路等の金属に当て、ビームを伝道させて攻撃する。
ギャバンパンチ
厚さ10cmの鋼鉄もぶち抜くパンチ。バリエーションとして第19話で使用した「ギャバンアッパーパンチ」がある。
ギャバンキック
ギャバンが得意とする飛び蹴り。ジャンプして右足で蹴り上げる。
ギャバンショック
放電攻撃。全身から放電するタイプと指先から放電するタイプがあり、前者はクモダブラーの蜘蛛の巣から脱出する際に使用し、後者は第29話での戦闘で使用した。
ギャバン・ダイナミック
大上段に構えた最大出力のレーザーブレードで相手を一刀両断に切り裂く、ギャバン最大の必殺技。
第24話からは巨大化したダブルモンスターも倒せる程の威力を持つようになった。後期は放つ前に前方宙返りを数回決めて破壊力を増したパワーアップバージョンになる。
ギャバンバリヤー
前方に光の壁を作って敵の攻撃を防ぐ。本編では「バリヤー」と呼称。
『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』ではゴーカイジャーのファイナルウェーブを防いだ。
ギャバン・フルパワー
全エネルギーを全身に集中する。第7話で胸に受けた敵の光線を掛け声と共に跳ね返した。
ギャラクティカクラッシュ
エネルギーを腕に集中させ、脚部のブースターで加速しながら敵の集団に突進し、強烈な肘打ちを叩き込む。第7話で使用。
シルバービーム
レーザーZビームとは違い、こちらはエネルギーを貯めずに発射する。速射性に優れるが、破壊力はやや劣る。主に左腕で発射する。再生ベム怪獣程度なら一撃で倒すことができる。なお、他の宇宙刑事などと異なり、ギャバンは「光線銃」の類を持っておらず、ビーム発射機能はスーツに直接備わっている。
ウルトラマン等の巨大ヒーローと異なり、等身大ヒーローが(発射口が外部から確認できない状態で)身体から直接光線を発射するケースは稀である。
スタッチックショック
何かに操られている相手に静電気でショックを与えて正気に戻す。第10話で使用。
スパイラルキック
ギャバン特有のジャンプポーズ(両手を開いて片方の膝を若干曲げる)で敵に突っ込んでいくキック技。ダンプカーを100mも蹴り飛ばせる。「ファイナルキック」と誤解される事もある。
ディメンションボンバー
空中から落下しながら両腕でパンチを放ちつつ体当たりする。
冷凍ビーム
目から発射。その名の通り、相手を凍らせる。戦闘で使用された事はないが、爆破寸前の鬼火隕石(爆発すると一瞬で地球の全生命体を死滅させる毒ガスを噴射する)を凍らせて爆発を防いだ。
レーザーZビーム
拳や指先からバードニウムエネルギーを放つ破壊光線。一連の動きでエネルギーを貯めてから発射する為、速射性に劣るが、破壊力は絶大で、マクー戦闘機を一度に3機も破壊する事が可能。通常は右腕で発射する。初期のベム怪獣を倒す決め技。一度、キョウリュウダブラーにコンバットスーツを破壊され、使用不能になったことがある。
名称は番組の企画時タイトル「宇宙刑事Z」の名残。

[編集] マシン

超次元高速機ドルギラン
ギャバンの活動拠点となる宇宙船。上部が「ギラン円盤」、下部が「電子星獣ドル」の2パーツから構成されているため「ドルギラン」と呼ばれる。
円盤部の下に折りたたまれた形でドルが接続されている。3機のレーザー砲を装備。下部から吸引光線を出して人を回収する。
直径:220m 高さ:90m 重量:2000t
電子星獣ドル
ドルギランの下半分(ドルユニット)が分離変形し、青い龍となってギャバンを支援する、意識を持つ電子星獣。
武器は口から吐くドルファイヤー、目から赤いレーザーを放つタイプと前足からリング状レーザーを放つタイプが存在するドルレーザー。しっぽによる打撃スクリューアタック、前足による打撃ドルキックも強力。巨大ベム怪獣や巨大ダブルモンスターとの格闘戦も可能。
鳴き声は、後に『五星戦隊ダイレンジャー』の龍星王に流用される。
全長:300m 重量:2000t
サイバリアン
ドルギランに格納されているサイドカータイプのギャバン専用マシン。
サイバリアンレーザーサイバリアンロケッターを装備する。体当たり攻撃サイバリアンスピンも強力。単体での走行・飛行が可能で、ギャバンはこれを使って魔空空間へ突入する。
世間一般のサイドカーと異なり一人乗りで、いわゆる「舟」部分の座席は存在しない。また、他の宇宙刑事のバイクとは異なり、飛行形態などへの変形機構はない。
全長:2.3m 重量:400kg 速度:500km/h
ギャビオン
ドルギランに格納されているギャバン専用戦車。
上下2機に分離でき、上部は飛行メカのギャビオンAメカ、下部は地上メカのギャビオンBメカとなる。ギャビオンレーザーギャビオンミサイルギャビオンロケッター等を装備する。
全長:20m 重量:380t 速度(地上):時速500km (空中):マッハ5
スクーパー
ギャビオンに格納されている小型ドリルタンク。2本のドリルで地中を掘り進む。スクーパーレーザーを装備。地底基地への攻撃、救助活動などに活躍する。
全長:13m 重量:400t 馬力:5万馬力

[編集] メカニック(マクー)

マクー戦闘円盤
異次元、通常空間の強襲宇宙円盤。
マクー戦闘母艦
魔空城の一部が分離した宇宙戦闘母艦。戦闘円盤を格納する宇宙戦艦。
次作のマドー戦闘母艦、次々作のフーマ戦艦と比べると航空母艦的なコンセプトが強く、直接戦闘の頻度は少ない。そのため、最終話まで一度も撃沈されなかった。
バード星
地球から5光年離れた太陽系にある惑星で、銀河連邦警察の本拠地がある。
住民はテレパシー能力等に適性があるものの、基本的には地球の人間とほぼ同種族であり、ギャバンのようなハーフやシャイダーのようなバード星人の血を引く地球人も存在している。
少なくとも1万2千年前から恒星間航行技術を有しており、5000年前の戦乱期を終えてからは「平和と知性の惑星」として繁栄してきた。
魔空空間(まくうくうかん)
マクーは地軸転換装置を用いることによって、怪人たちの能力を3倍に増幅する「魔空(マクー)空間」という亜空間(一種のブラックホール)を創りだすことができ、そこに相手を引きずり込むことで、1対1での戦闘をより有利に展開しようとする。それに対してギャバンは、一人乗りマシンであるサイバリアンに騎乗したり、ドルギランから分離した電子星獣ドルを駆ることで、あえて魔空空間で戦い、それによって実世界の破壊と被害を最小限にとどめている。
地軸転換装置の発動はドン・ホラーの秘書であるホラーガールが担当し、初期には怪しい踊りと「ティキリキヤンヤンリキヤンヤン ティキリキヤンヤンアンアンリキ」という呪文とともに装置が発動していた(装置の実際の操作はクラッシャーが行う。後に、このシーンは歯車を回すクラッシャーが爆発によって吹き飛ばされるシーンのみに簡略化される)。
生体合体装置(せいたいがったいそうち)
マクーが香月教授を脅し、彼の作った生体電送装置を応用させて作らせた装置。
生物を元素に分解し、その状態で別の生物の元素を組み合わせて新しい生物を作り出す。これによりダブルモンスターが製造される。
当初は若干の欠点が存在した。
ホシノスペースカノン
マクーが切り札として建造していた最終兵器。星野月子の父が発明したレーザー増幅装置を使用しており、惑星を壊滅させる破壊力、光年単位で離れた目標を攻撃できる有効射程と攻撃精度を兼ね備えている。
作品終盤時点で90%まで完成した要塞設置型が鬼首島で建造されていたが、43話でギャバンに破壊された。
後に小型化された艦載タイプが「プラズマカノン」として銀河連邦警察で採用されている。

[編集] キャスト

[編集] ゲスト

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌・挿入歌

オープニングテーマとエンディングテーマは、当時渡辺が『大戦隊ゴーグルファイブ』と掛け持ちで音楽を担当していた関係で、差別化のためにと日本コロムビアの木村宏プロデューサーの提案で作曲と編曲を別人が担当することになり、渡辺の推薦で馬飼野が起用された。


挿入歌は1982年6月21日、アルバム『宇宙刑事ギャバン ベストヒット曲集』としてレコード化された。同レコードは曲の合間に主演の大葉健二の語りが入るという構成で、後に『忍風戦隊ハリケンジャー』などでも同様の構成のCDが製作された。20年後の2002年、BGM集も合わせて『BEST HIT SONGS & ORIGINAL SOUNDTRACK』として復刻された。これとは別に、ヒット曲集から数曲抜粋され、LP片面のみにまとめられた「スーパーアクションサウンド」も発売された。ヒット集では大葉健二の一人語りであったが、こちらでは効果音もある新録のサウンドドラマが収録され、大葉健二の他に渡部猛や西尾徳も出演している。反対面は同じく「スーパーアクションサウンド 大戦隊ゴーグルファイブ」。


オープニングテーマ
「宇宙刑事ギャバン」
作詞:山川啓介 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:馬飼野康二 / 歌:串田アキラ
エンディングテーマ
「星空のメッセージ」
作詞:山川啓介 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:馬飼野康二 / 歌:串田アキラ
挿入歌
「蒸着せよ!ギャバン」
作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:串田アキラ、こおろぎ'73 / コーラス:川島和子
「走れ!ギャバン」
共作詞 / 小林義明、金田治 / 作曲・編曲:吉村浩二 / 歌:串田アキラ、こおろぎ'73
「輝く王者ドルギラン」
作詞:上原正三 / 作曲・編曲・歌:ハーリー木村
「電光石火ギャバン-DISCO GABAN-」
作詞:さがらよしあき / 作曲・編曲:吉村浩二 / 歌:串田アキラ&スペースキャッツ
「スーパーヒーローぼくらのギャバン」
作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:串田アキラ、こおろぎ'73
「青い地球は母の星」
作詞:山川啓介 / 作曲・編曲・歌:ハーリー木村 / コーラス:川島和子
「父よ」
作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:大葉健二
「チェイス!ギャバン」
作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:串田アキラ

[編集] 放送リスト

放送日 話数 サブタイトル 登場ダブルマン、ベム怪獣、ダブルモンスター、その他 脚本 監督
1982年
3月5日
1 東京地底の怪要塞
  • シャコモンスター(声:渡部猛)
  • ダブルマン・ゾンビA(声:渡部猛)
上原正三 小林義明
3月12日 2 盗まれた日本列島
  • ガマラモンスター(声:青森伸)
  • ダブルマン・ゾンビA(人間態、声:栗原敏)
3月19日 3 大変だ! 黒星博士のベム計画を阻止せよ
  • コンドルモンスター(声:大山豊)
  • ダブルマン・ゾンビA(人間態、声:石橋雅史)
3月26日 4 死を呼ぶ魔人兜 奥中惇夫
4月9日 5 ミミーは泣く 猛毒コブラ弾が烈に命中
  • ドクジャモンスター(声:渡部猛)
  • ダブルマン・スペクタル(声:広森信吾)
4月16日 6 魔空塾の天才たち
  • オオマダコモンスター(声:西尾徳)
  • ダブルマン・ゾンビA(人間態、声:うえだ峻)
小林義明
4月30日 7 怪物がひそむ花びらに少女は口づけした
  • サムライアリモンスター(声:西尾徳)
  • ダブルマン・ゾンビA(人間態:黒部進、声:西尾徳)
5月7日 8 正義か悪魔か? 銀マスク大ヒーロー
  • カエンザルモンスター(声:大山豊)
  • ダブルマン・メルカン(人間態、声:岩城力也)
奥中惇夫
5月14日 9 美しい人形スパイ
5月28日 10 人間クラッシャー部隊を撃破せよ!
  • ニジチョウモンスター(声:大山豊)
  • ダブルマン・ゾンビB(人間態:新井和夫、声:栗原敏)
6月4日 11 父は生きているのか? 謎のSOS信号
  • アルマジロモンスター(声:西尾徳)
  • ダブルマン・ゾンビC(声:西尾徳)
田中秀夫
6月11日 12 遊園地へ急行せよ! UFO少年大ピンチ
  • ゴートモンスター(声:大宮悌二)
  • ダブルマン・バッド(声:大宮悌二)
6月18日 13 危うし烈! 大逆転
  • サイダブラー(声:依田英助)
  • サイモンスター(声:依田英助)
  • ダブルマン・リノマン(声:潮健児)
奥中惇夫
6月25日 14 愛と悲しみの別れ とどめの一撃!!
  • サイダブラー(人間態:潮健児、声:依田英助)
7月2日 15 幻? 影? 魔空都市
  • シャモダブラー(人間態:平松慎吾、声:依田英助)
  • 再生シャコモンスター
  • 再生オオマダコモンスター
  • 再生ゴートモンスター
小林義明
7月9日 16 初恋は宝石の輝き さようなら銀河特急
  • カマダブラー(人間態:長江英和、声:依田英助)
7月16日 17 走る時限爆弾! 白バイに乗った暗殺者 高久進
7月23日 18 乙姫様コンテスト ハチャメチャ竜宮城
  • アオガメダブラー(人間態、声:梅津栄)
上原正三 奥中惇夫
7月30日 19 午前6時蒸着! Zビームチャージ完了
  • キョウリュウダブラー(人間態:大西徹哉、声:依田英助)
8月6日 20 なぞ? の救急病院! 人類の大滅亡が迫る 松下幹夫 田中秀夫
8月20日 21 踊ってチクリ大ピンチ ハニー作戦よ!
  • ミツバチダブラー(人間態、声:曽我町子)
上原正三
9月3日 22 黄金仮面と妹 太陽に向って走るヨット 小林義明
9月10日 23 闇を裂く美女の悲鳴! 霧の中の幽霊馬車
  • クモダブラー(人間態:山本昌平、声:依田英助)
9月17日 24 ミミーの悪夢か!? 吠える切り裂き魔獣
  • サーベルダブラー(声:西尾徳)
田中秀夫
10月1日 25 怪しくゆらめく水中花 わかばが危ない 阿部和江
10月8日 26 人形は見た!! 毒ガス殺人部隊の正体
  • ガスダブラー(人間態:頭師孝雄、声:西尾徳)
上原正三 小林義明
10月15日 27 先生たちが変だ! 学校は怪奇がいっぱい
  • ジャアクダブラー(人間態:汐路章、声:依田英助)
10月22日 28 暗黒の宇宙の海 さまよえる魔女モニカ
  • ハッコツダブラー(声:依田英助)
高久進
永井達郎
田中秀夫
10月29日 29 電撃マジック合戦! 暗殺のプログラム
  • マジックダブラー(人間態:中田博久、声:大宮悌二)
上原正三
11月5日 30 ドンホラーの息子が魔空城に帰って来た
  • ケイビダブラー(声:依田英助)
  • サン・ドルバ
小林義明
11月12日 31 天使の歌が聞こえる 人形にされた王女
  • サイミンダブラー(人間態:潮健児、声:西尾徳)
  • 追跡ロボットX
11月19日 32 謎の地底迷路 ターゲットはWX-1
  • トツゲキダブラー(声:依田英助)
田中秀夫
11月26日 33 新怪物誕生 エイリアンを拾った少年
  • カイブツダブラー(声:依田英助)
12月3日 34 思い出は星の涙 父のない子 母のない子
  • ドクターダブラー(人間態:太刀川寛、声:依田英助)
小笠原猛
12月10日 35 マクーの若獅子 サンドルバの反抗
  • ガッツダブラー(声:西尾徳)
  • ダブルマン・ゾンビ(声:丸山詠二)
  • ロボットダブラー
12月17日 36 恨みのロードショー 撮影所は魔空空間
  • ウラミダブラー(人間態:麻丘あゆみ、声:向殿あさみ)
  • 亡霊シャコモンスター
  • 亡霊ガマラモンスター
  • 亡霊サイモンスター
  • 亡霊カマダブラー
  • 亡霊クラゲダブラー
  • 亡霊ハッコツダブラー
田中秀夫
12月24日 37 おてんばひょうきん姫の地球冒険旅行
  • アナホリダブラー(人間態:天本英世、声:依田英助)
筒井ともみ
1983年
1月14日
38 包囲された輸送部隊 正義の太陽剣
  • ギャングダブラー(声:依田英助)
上原正三 服部和史
1月21日 39 学校から帰ったらぼくの家はマクー基地
  • ノットリダブラー(人間態:原口剛、声:西尾徳)
1月28日 40 死の谷の大決戦 君も宇宙刑事だ!
  • ヨウカイダブラー(人間態:植村由美、声:依田英助)
筒井ともみ 小笠原猛
2月4日 41 魔空都市は男の戦場 赤い生命(いのち)の砂時計
  • ジゴクダブラー(声:西尾徳)
林強生
2月11日 42 烈よ急げ! 父よ
  • バファローダブラー(声:依田英助)
  • ハンターキラー
上原正三 田中秀夫
2月18日 43 再会 -
2月25日 44 ドンホラーの首
  • ドン・ホラー
  • サン・ドルバ
  • 魔女キバ
  • 平均視聴率:14.9%(メタルヒーローシリーズ史上最高記録)
  • 最高視聴率:18.6%(宇宙刑事シャリバンと並ぶメタルヒーローシリーズ史上最高記録)

ビデオリサーチ調べ、関東地区


[編集] 放映ネット局

[編集] 映像ソフト化

  • ビデオ (VHS、セル・レンタル共通) は全14巻が東映ビデオよりリリースされている。全話収録だが、当初は傑作選の予定だったため、収録順は放送順と一致していない。
  • 1996年6月21日から1997年4月21日にかけてLDが東映ビデオより発売された。全6巻の各2枚組で各巻8話(Vol.6のみ1枚・4話)収録。
  • 2002年10月21日から11月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全4巻の各2枚組で各巻11話収録。Vol.1とVol.2、Vol.3とVol.4は同時リリースされた。
  • 本放送終了後、テレビ朝日を筆頭に各地の地上波テレビ局でも再放送されたが、テレビ朝日での再放送(1984年7月 - 8月、月 - 金曜17:30 - 18:00)当時、金曜日の裏番組は同じ東映製作の『星雲仮面マシンマン』(日本テレビ系)だった。ちなみに第17話の再放送中に放送事故が発生したことがあった。
  • 1983年7 - 8月の夏休み期間、KFB福島放送の朝7時半から再放送された。東北の朝日系では一番早く再放送がされた。
  • 1985年7 - 8月の夏休み期間、テレビ朝日の午前10時半の枠で再放送された。関東地区におけるギャバン再放送は現時点で、これが最後になっている。
  • 2004年までにファミリー劇場にて3期にわたり放送された(最終1期は連続放送)。
  • 2007年5月から10月まで、東映チャンネルの「GO!GO!ヒーローズ」枠にてニューマスター版の放送が行われた。
  • 2009年10月から2010年3月まで、東映チャンネルの「アンコールアワー」枠にて放送が行われた。
  • 2012年1月2日より、東映チャンネルの「メタルヒーロータイム」枠にて放送が行われている。(月曜17:00 - 18:00ほか、2話ずつ)
  • 宇宙刑事魂 - 宇宙刑事シリーズを題材とするプレイステーション2用ゲーム。

[編集] その他の情報

変身コールである「蒸着」は実在する加工技術で、衣装作成時、スーツの金属表現につかわれる加工法がそのまま変身コールに使われることになった、まさしくメタルヒーローである。

元々、画期的な番組として注目され、放映開始時および続編に大葉健二がギャバン隊長として出演すると決まった時にはワイドショーで記者会見の模様が放映されるなど、注目度や視聴者人気の強い番組だった。千葉真一がゲスト出演し、内容的にも熱く泣かせるドラマの展開する終盤の特に第43話は反響が大きく「子供番組でこんなに感動したことはない」「こういった良い作品をまた作ってほしい」と投書が殺到したという[8]。 因みに、本作前年に放映されたテレビ朝日系刑事ドラマ『警視庁殺人課』第1話で、千葉真一と大葉健二は兄弟という設定でゲスト出演している。このドラマの技斗担当は本作と同じ金田治が担当していた。又、本作の小西通雄監督は当時、21時からの『ザ・ハングマン』シリーズでも演出を担当していた。特撮ドラマと一般ドラマを同じ放映曜日に担当することは稀な例である。

フランスでは『X-OR』というタイトルで放送。かなり人気を博したらしく、後に大葉健二が千葉真一と共にフランスを訪れた際には、現地在住の日本人家族からレストランで声をかけられたという(この時本人たちはフランスで放送されていたことを知らなかった)。その後、ふたたび『ギャバン』の放送されている外国で、一緒にレストランにいたときに同じく家族連れに声をかけられると、千葉が「ギャバンの父です」と余裕ある対応を見せたとのこと。

劇中のイラストなどで登場していたボイサーの宇宙船は、『ナショナルキッド』におけるインカ金星人の母艦ミニチュアが東映テレビプロダクションの倉庫に保管されていたことから、『キカイダー01』における空中戦艦への流用を経て、『宇宙刑事ギャバン』でもボイサーの宇宙船として流用されることになった。ちなみにインカ金星人の母艦は、東映特殊技術課に所属していた頃の成田亨がデザインしていたことでも知られる。

マクー戦闘円盤のミニチュアと変身シーンの雷雲の映像とワープシーンの映像は後に、『宇宙からのメッセージ』の流用映像をメインにしたセガのレーザーディスクゲーム『アストロンベルト』における、敵側の戦闘機とステージの映像して流用されていた。また、人気作品であるため本作品のパロディも数多い。例:『ケロロ軍曹』に登場する「宇宙探偵556(コゴロー)」、『ザ・警察官2 全国大追跡スペシャル』等。

宇宙刑事シリーズ3部作の中で、レーザーブレードの光学合成(つまりロケ地におけるレーザーブレードを使用した戦闘)が最も多い。蛍光管によるレーザーブレードが最も多いのはシャイダー。

本作のBGMは当初はレコード化の予定は無かったが、それを知った渡辺宙明は「何としてもレコードにする」との意気込みで、豪華な楽器編成での楽曲制作を敢行した。そのため予算の都合でモノラルでの録音を余儀なくされたが、渡辺の願いは叶い、1982年11月21日に『テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙刑事ギャバン』(日本コロムビア CX-7072)としてレコード化された。

レーザーブレードのテーマとして有名な曲『襲撃II(B11)』は、本来はマクーの襲撃をイメージして作られたもの。実際に初期はそのような使い方もされており、『テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙刑事ギャバン』では「マクーの攻撃」と題されたトラックに収録されている。しかし、ストリングスのリズムとトランペットのメロディーの掛け合いが生み出す独特の高揚感から、選曲の村田好次の発想で第17話からのレーザーブレードのシーンに多用されるようになった[9]。その後『シャリバン』『シャイダー』におけるレーザーブレードのテーマも同様の曲調で作られている他、同じく渡辺宙明が音楽を手がけた『破邪大星ダンガイオー』における主役ロボ、ダンガイオーの必殺技「サイキック・斬」や『神魂合体ゴーダンナー!!』の敵襲撃時のテーマ、『光速電神アルベガス』の合体シーンにもこの曲調が使用されている。

戦闘の際、ヒーローのかけ声は「トォ!」「タァ!」などが多いが、ギャバンは「チュウ!」である。これは、主演の大葉によるアイディア(「う・ちゅう・けい・じ」の中から選んだ)。

朝のテレビ番組『ズームイン!!サタデー』での、ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』の番宣企画コーナーにおいて、主演の長瀬智也へのドッキリ企画として宇宙刑事ギャバンの生出演と大葉健二のビデオ出演があった。「ギャバンが学校の屋上で蒸着ポーズを行う」、「教室の椅子に座り長瀬が教室に入ってくるのを待っていた」、「蒸着ポーズで机に足がぶつかる」等があり、大葉のビデオ出演に本作のファンである長瀬は驚いていた。

2009年3月には同作品をモチーフとしたパチスロが銀座から発表され、ホールで稼動を開始。同時期にストリートファイター オンライン マウスジェネレーションでギャバンが参戦する事も発表された。

当時の東映作品は、『スターウォーズ』を意識した手法を使うことが多く、特に本作ではこの傾向が見られる。レーザーブレードがライトセイバーを意識したものである他、ダブルマンもスターウォーズの「群集を多種族のエイリアンで埋め尽くす」という手法を意識したものである。

『クイズ!年の差なんて』の問題でギャバンのデザインは「ロボコップのモデルになった」と紹介された。

クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』に於いて、千葉真一がヒロインに日本刀を伝授する刀匠として出演することに決まったのを機に、弟子役として第一線を退いていた大葉を出演させ、久々の共演が実現した。

『オレたちひょうきん族』の「ひょうきん懺悔室」のコーナーでは、迷える子羊(NGを出した出演者)が祈りを捧げるシーンで本番組のBGMが使用されていた。

OP中にある叫び声はMAD動画等では「イー!イー!」と表現されているが、実際には「ビーム!ビーム!」である[10]



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